2010年11月27日土曜日

アイスクライミング上達法


上の写真、赤岳鉱泉アイスキャンディーでのコンペの一幕なのですが…

アイスクライミングの上達法の一つに、このように氷に線を引き使える氷を限定して登る方法が有ります。(ジムのホールド課題と似ているかな)
コンペではこれをバウンダリー(boundary:境界線)と呼んでいます。

初心者の方にこのバウンダリーで登ってもらうと、無駄なアックスの打ち込みが少なくなり、スムーズな登り方が身についていきます。
しかしこのバウンダリー、氷にペンキで書いているため通常の氷瀑では出来ません。
たぶんこの冬これが出来るのは、赤岳鉱泉アイスキャンディーだけでしょう。

昨年のアイスクライミングジャパンカップサブセッターの私が、面白いバウンダリー書きますよ。
ぜひアイスクライミングを体験しに、八ヶ岳へ行きましょう!

お問合せはお気軽にこちらまで。

本気の八ヶ岳

 山と渓谷12月号はもうご覧になりましたか?

もうすぐ八ヶ岳の季節です。
氷や雪が待っています。
赤岳鉱泉のおいしいご飯も待っています。

今年から冬山を始める方、一度は冬のバリエーションルートを登ってみたい方、アイスクライミングを始めたい!という方…
八ヶ岳は皆さんの要望を満たしてくれる素敵な山です。

皆さんの目標やレベルに応じたきめ細かなガイド・講習をモットーにしています。
お気軽にこちらまでお問合せ下さい。

八ヶ岳に行きましょう!

2010年11月22日月曜日

群馬県子持山 獅子岩で爽快なマルチピッチ!

昨日、群馬県の子持山稜線上に在る獅子岩で、マルチピッチクライミングを楽しんできました。


関越自動車道を走っていると、子持山の南側のスカイラインに一際大きな岩が見えます。
これが獅子岩。
かつて火山だった際のマグマの通り道が、侵食によって地上に現れたものだそうです。

この獅子岩をアップで見ると…

狛犬のような形をしています。
この耳に見えるような箇所の真下の黒い部分の右側に、6Pのラインが有ります。

ただただ真っ直ぐ登っていく爽快なラインはクライマーの本能をくすぐり、 開拓者の心意気を感じずにはいられません。










アプローチは、林道終点の駐車場から沢沿いや雑木林を歩く事40分ほど。
各ピッチのグレードはⅣ級+~5.10aくらい。
下降は、懸垂下降か、登山道を使っても取り付きまで戻れます。


このルートを登って、獅子岩の頂上に立ってみませんか?

天気が良ければまだまだ登れます。
また、11月中のご案内でしたら平日でも休日でも、ガイド料金を特別割引(お一人からでも可)させて頂きます。

まずはお気軽にこちらまでお問合せ下さい。

爽快なクライミングを楽しみましょう!


2010年11月20日土曜日

伊豆でぽかぽかクライミング

先日、伊豆の暖かい陽気の中でクライミングをしてきました。


まずは西伊豆波勝崎、海金剛のスーパーレインというマルチピッチのルートへ。


7ピッチで最高グレード5.10a、ランニングは全てナチュラルプロテクション。
海を見下ろしながらの爽快なクライミングが楽しめます。

4P目の終了点から見下ろしたところです。

最終ピッチの終了点から見下ろしたところ。

スーパーレインは何度も行ってますが、本当に楽しい大好きなルートです。

この日は少々曇り空でしたが、それが丁度良いくらいの気温。
晴れてたら暑くてちょっと大変だったかもしれません。

この海金剛のすぐ下に黒潮ロックというクラックが並ぶ岩場も在ります。

手前の岩が黒潮ロック。
後ろにそびえ立つのが海金剛、左岩壁。
スーパーレインは中央壁なのでここからは見えません。

面白い形状の岩で、なかなか楽しめます。
ボルトルートも有りますが、やはりクラックがお奨めです。


この後、東伊豆へ移動し城ヶ崎海岸へ向かいます。


まずはシーサイドロックへ。
日本のフリークライミングのレベルを押し上げてきた壁です。



このシーサイドロックの面白いところは、登っていくと岩質が変化していくところでしょうか。
カチカチのフェースやお皿をひっくり返したようなホールド、ツルツルのスラブ…
まだシーズン初めで岩には塩が付いてましたが、人が増えると取れていくでしょう。


翌日は、やはり城ヶ崎海岸あかねの浜へ。
半袖Tシャツ一枚で良いくらいの陽気です。

この岩場はクラックルートがお奨め。


この日は潮が高く、残念ながらこちらの面のクラックは登れず。
良いルートがあるのですが…

奥に見えるのは伊豆大島。
クライミングを忘れてのんびりしてしまいそうな景色です…


そんな伊豆のぽかぽか陽気の中、気持ちよくクライミングしてみませんか?
これからがシーズン真っ盛り。冬の間も登れます!
お気軽にこちらまでお問合せ下さい。


個人的には、冬の登攀の合間を縫って伊豆まで凍った身体を“解かし”に来るのは最高の贅沢だと思っています…魚も美味いし。

2010年11月12日金曜日

大氷柱

今年の4月10日、NHK総合で放送されたワンダー×ワンダー「大氷壁に挑む」は、皆さんご覧になりましたでしょうか。

この番組の撮影協力で、1~3月初旬の間は一ノ倉沢を出たり入ったり。
2ヶ月強の期間、同じ冬山を見続けるというのは初めての経験でした。


この写真は1月末頃に撮ったものです。
雪がほとんど着いていない黒々とした岩が一ノ倉沢の衝立岩、その左上から白く垂れ下がっているのが烏帽子大氷柱です。

この後2月に入り暖かい日が続き、大氷柱はキレイさっぱり無くなり、一ノ倉尾根から底雪崩が出る始末。


こちらは2月末の一ノ倉沢。
斜面の所々茶色い部分は底雪崩の跡です。

こんな天気が続いたせいで、今年は大氷柱を登れたパーティは居なかったかな…

今度のシーズンはどうなる事やら。
ちゃんと凍ったら一度はチャレンジしてみたいものです。

2010年11月8日月曜日

秋山郷布岩 クラッククライミング

11月7日の日曜日、秋山郷の布岩という岩場でクラックを登ってきました。


以前から一部の人たちに登られていた岩場のようですが、交通の便などの関係からか、ほとんど知られていません。

しかし今回初めて行ってみて 、とても素晴らしい岩場である事が判明。
関越道から1時間ほどの距離、アプローチも10分ほど、日当たり良好…


一直線に伸びたクラック、40m以上は有ります。
しかも5.9~5.10aくらいのグレードです。


日当たりが良い場所なので、雪が降らなければまだ登れそうです。
この素晴らしいクラックエリアへ行ってみませんか?

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気持ちの良いクライミングが出来ますよ!

2010年11月6日土曜日

南沢大滝

先日、八ヶ岳の南沢大滝へ行ってきました。

凍っていない姿を見るのは初めて。


さて、この冬はどんな姿に変身してくれるのでしょうか。

※アイスクライミングを始めませんか?
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