モンベルさんより、最新の冬用ジャケットとパンツをご提供頂きました。
ジャケットは、ダイナアクションパーカ。
冬用のアウターとしてはとにかく軽い!雨具並みです。
残雪期も使えそうな感じです。
パンツはアルパインサーマシェルパンツ。 モンベルさんのパンツは以前から愛用してましたが、全面ストレッチャブルゴアテックスは初めて。
とても履きやすそうです。
早速明日、着て動いてみよう…
日本アルパインガイド協会所属の山のガイド、石関信次のブログです。 最新エントリーの下にガイド予定表が有りますので、是非ご覧ください。過去のエントリーは右メニューのブログアーカイブよりご覧ください。
2010年12月29日水曜日
2010年12月25日土曜日
谷川岳雪中行軍
12月22日~23日谷川岳にて、雪上訓練と谷川岳登頂ガイドを行ってきました。
今回は、私の師匠である遠藤晴行ガイドのお手伝いです。
22日は天神平スキー場の滑走していない斜面にて雪上訓練です。
天気はミゾレ混じりの雪。
ピッケルの各部の名称と握り方の説明を行い、 まずはアイゼンを履かずにキックステップの練習。
次に滑落停止の姿勢を確実に行います。
滑落停止の姿勢が身に付いてきたところで初期制動の3パターンを練習。
昼休みを挟んで今度はアイゼンを履き、キックステップやフラットフィッティングの練習。
アイゼンに慣れてきたところで、午前中の滑落停止をアイゼンを履いて行います。
停止姿勢が確実に出来ていなのに慣れないアイゼンを履いて滑落停止を行うと、怪我をする可能性が高い為です。
最後に耐風姿勢。みなさん中々極まってます。
夜は沼田へ移動し、忘年会…ちと飲み過ぎ?食べすぎ?
23日は雪上訓練組と谷川岳登頂組に分かれます。
私は登頂組担当でしたが、熊穴沢避難小屋から上が雪の状態が悪すぎて時間が掛かると判断。
敗退です…
午前中から雷が鳴り昼ごろには雷鳴は聞こえなくなりましたが、午後から急に冷え込み、濡れたウェアやロープは凍り始める始末。
風雪は止まなかったので、やはり敗退して正解だったようです。
この後雪上訓練組と合流し、訓練後下山しました。
2日間で随分積もったようなので、今後の降雪も考えると年末年始の谷川岳に最初に取り付く方はラッセル必至です。
今回は、私の師匠である遠藤晴行ガイドのお手伝いです。
22日は天神平スキー場の滑走していない斜面にて雪上訓練です。
天気はミゾレ混じりの雪。
ピッケルの各部の名称と握り方の説明を行い、 まずはアイゼンを履かずにキックステップの練習。
次に滑落停止の姿勢を確実に行います。
滑落停止の姿勢が身に付いてきたところで初期制動の3パターンを練習。
昼休みを挟んで今度はアイゼンを履き、キックステップやフラットフィッティングの練習。
アイゼンに慣れてきたところで、午前中の滑落停止をアイゼンを履いて行います。
停止姿勢が確実に出来ていなのに慣れないアイゼンを履いて滑落停止を行うと、怪我をする可能性が高い為です。
最後に耐風姿勢。みなさん中々極まってます。
夜は沼田へ移動し、忘年会…ちと飲み過ぎ?食べすぎ?
23日は雪上訓練組と谷川岳登頂組に分かれます。
私は登頂組担当でしたが、熊穴沢避難小屋から上が雪の状態が悪すぎて時間が掛かると判断。
敗退です…
午前中から雷が鳴り昼ごろには雷鳴は聞こえなくなりましたが、午後から急に冷え込み、濡れたウェアやロープは凍り始める始末。
風雪は止まなかったので、やはり敗退して正解だったようです。
この後雪上訓練組と合流し、訓練後下山しました。
2日間で随分積もったようなので、今後の降雪も考えると年末年始の谷川岳に最初に取り付く方はラッセル必至です。
2010年12月21日火曜日
救助訓練
12月19日~20日、沼田警察署谷川岳警備隊と日本アルパインガイド協会との合同で、救助訓練を行ってきました。
昨年は谷川岳で行いましたが、今回は沼田に在る岩場での実施です。
1日目はウインチやストレッチャーを使った引き上げや降ろし。
この訓練は警備隊の方々もよくやられる訓練で、みなさん流石に手際が良くとても勉強になります。
夜は懇親会で、山の話しを延々と…
2日目は機械を使わず、普段のクライミング用具で行う救助法を行いました。
これはカウンターラッペルという方法で要救助者を担いで降ろしているところ。
要救助者の体重はロープに掛かるので、それほど重さは感じません。
これはカウンターラッペルを下から見た場面。
横から見るとこうなります。
他にも、今年協会から派遣されてENSA(フランス国立スキー登山学校)へ研修に行って来た協会のメンバーが持ち帰って来た技術などを行い、2日間の訓練は終了しました。
警備隊の人たちのチームワークや鍛えられた体力にはいつも感心させられます。
伊藤隊長を始め皆様、今後ともよろしくお願いします!
昨年は谷川岳で行いましたが、今回は沼田に在る岩場での実施です。
1日目はウインチやストレッチャーを使った引き上げや降ろし。
この訓練は警備隊の方々もよくやられる訓練で、みなさん流石に手際が良くとても勉強になります。
夜は懇親会で、山の話しを延々と…
2日目は機械を使わず、普段のクライミング用具で行う救助法を行いました。
これはカウンターラッペルという方法で要救助者を担いで降ろしているところ。
要救助者の体重はロープに掛かるので、それほど重さは感じません。
これはカウンターラッペルを下から見た場面。
横から見るとこうなります。
他にも、今年協会から派遣されてENSA(フランス国立スキー登山学校)へ研修に行って来た協会のメンバーが持ち帰って来た技術などを行い、2日間の訓練は終了しました。
警備隊の人たちのチームワークや鍛えられた体力にはいつも感心させられます。
伊藤隊長を始め皆様、今後ともよろしくお願いします!
2010年12月14日火曜日
懸垂下降って…
先週の土曜日、榛名山黒岩で講習会を行ってきました。
内容は、懸垂下降技術。
懸垂下降と一口に言っても、ただ降りれば良いものではありません。
ロープに体重を預けているわけですから、トラブルが起きた場合の対処が確実に出来なければいけません。
安全確実な下降器のセッティングの仕方、ロープと結び目の強度を考えたロープ連結方法や注意点、バックアップの方法、仮固定の種類…
これだけ講習すると1日はすぐに終わってしまいます。
懸垂下降前に仮固定方法の確認をおこなっているところ。
都岳連方式という仮固定の方法をおこなっているところ。
個人的にはこの方法がお奨めです。
細いロープで空中懸垂してても確実に固定が出来ます。
自作のマッシャー結び用スリングを使い、バックアップをセットしたところ。
バックアップの結びで、フレンチ結びや細いダイニーマスリングによるマッシャー結びなどを試しましたが、上の写真の結び方が一番扱いやすいと思います。
せっかく黒岩まで来たので、岳友会ルートとナツコを登りました。
ご覧の通りのほぼ無風快晴で、絶好のクライミング日和でした。
懸垂下降でトラブルが起きると、命に係わる重大な事故になりかねません。
岩場に行けばクライミングする事の方が楽しいですから中々こういう練習はやらないと思いますが、
習得している技術であっても定期的な訓練や見直しは必要です。
内容は、懸垂下降技術。
懸垂下降と一口に言っても、ただ降りれば良いものではありません。
ロープに体重を預けているわけですから、トラブルが起きた場合の対処が確実に出来なければいけません。
安全確実な下降器のセッティングの仕方、ロープと結び目の強度を考えたロープ連結方法や注意点、バックアップの方法、仮固定の種類…
これだけ講習すると1日はすぐに終わってしまいます。
懸垂下降前に仮固定方法の確認をおこなっているところ。
都岳連方式という仮固定の方法をおこなっているところ。
個人的にはこの方法がお奨めです。
細いロープで空中懸垂してても確実に固定が出来ます。
自作のマッシャー結び用スリングを使い、バックアップをセットしたところ。
バックアップの結びで、フレンチ結びや細いダイニーマスリングによるマッシャー結びなどを試しましたが、上の写真の結び方が一番扱いやすいと思います。
せっかく黒岩まで来たので、岳友会ルートとナツコを登りました。
ご覧の通りのほぼ無風快晴で、絶好のクライミング日和でした。
懸垂下降でトラブルが起きると、命に係わる重大な事故になりかねません。
岩場に行けばクライミングする事の方が楽しいですから中々こういう練習はやらないと思いますが、
習得している技術であっても定期的な訓練や見直しは必要です。
2010年12月9日木曜日
2010年12月2日木曜日
セルフレスキュー
もしクライミング中にパートナーが怪我をした場合…
シングルピッチだったらそのままロワダウンするなり、対処法がパッと思い浮かぶでしょう。
もしこれが山の中のマルチピッチルートだったらどうでしょう。
パートナーがリード中だったら? セカンドでフォロー中だったら?
とりあえず安定した場所まで怪我人をどう降ろす?
山の中でのクライミングの場合、パートナーが怪我した場合にまず一次的なレスキューが出来なければ、自分の安全確保も出来ません。
これも立派な“セルフレスキュー”です。
自分“も”助ける…
私が所属する社団法人日本アルパインガイド協会での研修内容やマニュアルを元に、より実践的な内容でレスキュー講習を行っています。
クライミングを行う全ての方にレスキュー技術は必須であると思います。
少人数制できめ細かな講習をさせて頂きます。
講習をご希望の方はこちらまでお気軽にお問合せ下さい。
シングルピッチだったらそのままロワダウンするなり、対処法がパッと思い浮かぶでしょう。
もしこれが山の中のマルチピッチルートだったらどうでしょう。
パートナーがリード中だったら? セカンドでフォロー中だったら?
とりあえず安定した場所まで怪我人をどう降ろす?
山の中でのクライミングの場合、パートナーが怪我した場合にまず一次的なレスキューが出来なければ、自分の安全確保も出来ません。
これも立派な“セルフレスキュー”です。
自分“も”助ける…
私が所属する社団法人日本アルパインガイド協会での研修内容やマニュアルを元に、より実践的な内容でレスキュー講習を行っています。
クライミングを行う全ての方にレスキュー技術は必須であると思います。
少人数制できめ細かな講習をさせて頂きます。
講習をご希望の方はこちらまでお気軽にお問合せ下さい。
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